装飾竹材
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技術紹介

当店が考案し実用化した技術を紹介します。

竹材染色技術・ぼかし染め技術

竹材の染色は塗装と異なり素材の質感を損なうことなく着色できます。竹材染色に適し
た染料の選択と組み合わせ、助染剤等により鮮明な発色を促し耐光堅牢度の優れた
着色を引き出します。
また、天然の煤竹は縄で縛ってあった部分等が色薄く絶妙な模様をなしていますが、
その風合いを出す為に薬品処理により部分的に染色を抑制するのがぼかし染め技術
です。


素材の質感が活かされている
染色竹


素材の質感が失われている
水性ペンキを塗っただけの竹
(塗装竹とは異なります)


薬品処理により部分的に染色を抑制
ぼかし染め技術

新錆竹(人工錆竹)の技術

錆竹(天然)の黒胡麻状斑点はランダムに散らばっているのではなく、竹の縦の繊維に
沿うように並んでいます。従ってこの錆竹の風合いを出す為に樹脂、油脂、顔料等の化
学的作用で黒胡麻状斑点を生成し、さらに物理的手法により斑点を縦に並べ、表面処
理して定着させます。
また、この複雑な竹表面加工により乾燥による竹の日割れを99%以上防ぐことができ
ます。


黒胡麻状斑点は竹の縦の繊維に沿うように並んでいる
新錆竹のコンピューター・グラフィックス画像


錆竹(天然)


新錆竹

日割れ防止技術

従来から竹は染色されてきましたが、高温の染液に長時間浸漬する為に油分が抜け、
非常に日割れし易くなり、丸竹としての染色竹は価値が低く割り竹等に限定されてきま
した。しかし、当店の考案である特殊ワックスを竹表面に塗布するという方法により染色
竹の日割れ防止効果は向上し染色竹の用途は拡大しました。
また、上記の染色竹の日割れ防止技術とは別に新錆竹が99%以上日割れしないとい
う25年間の実績に着目し、その錆を抜いた表面加工法を他の竹材に応用することで、
「超・日割れ防止加工技術」を生み出しました。この技術を施工することにより晒竹をは
じめ様々な銘竹類に日割れ防止効果が期待できます。


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