装飾竹材
建築内装材、茶華道具、工芸品等に使われる従来の竹材、銘竹類の枠から一歩出て、
着色等、技術的に変化を加えた当店商品のイメージが「装飾竹材」です。
煤竹は、藁葺きの家屋の屋根の骨組みとして使われた竹が囲炉裏等から出る煙に100
年以上晒され赤褐色ないし黒褐色に着色した竹です。
錆竹は、立ち枯れする過程である種の菌の寄生により黒胡麻状の斑点が表面を覆った
もので胡麻竹ともいいます。
これらは、生育する竹を伐採して製造する他の銘竹と異なり、一定期間の特殊な環境に
おかれることにより変化したものであり、数寄屋建築などの和風建築に用いられ、
「わび・さび」という精神の世界を彷彿とさせるものです。
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純すす竹と新錆竹は人工煤竹と人工錆竹の当店の商品名です。
純すす竹は晒竹を染料により煤竹色に染色し、日割れ防止のために特殊ワックスを塗布
したもので、天然の煤竹が希少化し供給不充分で高価であるのに対し、純すす竹は比較
的安価で充分に供給できる利点があります。
新錆竹は樹脂、油脂、顔料等の混合物により晒竹表面に黒胡麻状斑点を生成させたもの
で、天然の錆竹、特に細いもの(径3cm以下)は希少で高価ですが、新錆竹はその点、純
すす竹
と同様の利点があります。
これらは純すす竹と同様、染料により着色したものです。
天然の青竹は短期間で退色しますが、染青竹は長期間青竹色を保つことができます。
天然の黒竹は太いもの(径4cm以上)は殆どありませんが、染黒竹は太いものも自由に造
ることができると同時に意匠として洋風にもマッチする趣があります。
天然の煤竹で年数の浅かったものや煙にあまり晒されなかったもの等は薄く着色していま
す。その風合いを出したものが薄染煤竹です。
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